アラサーエンジニアの元婚活ブログ

草食系ITエンジニアによる、ブライダルネット・パートナーエージェント・IBJの婚活記録です。無事に成婚退会できました!

【ニート・修行編④】病苦と瞑想と【SEの長い長い話】

スターリングラードの光景

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ef/RIAN_archive_44732_Soviet_soldiers_attack_house.jpg/320px-RIAN_archive_44732_Soviet_soldiers_attack_house.jpg
廃墟となったスターリングラードソ連兵。

 20世紀を代表する独裁者のヒトラースターリンが激突した独ソ戦。そこでは4年間で軍民合わせて2000万から4000万もの人命が失われ、モスクワからベルリンまでヨーロッパの東半分が破壊し尽くされました。

 下の文章はその激戦地の一つスターリングラードの戦いでの光景です。

スターリングラードはもはや街ではない。日中は、火と煙がもうもうと立ち込め、一寸先も見えない。炎に照らし出された巨大な炉のようだ。それは焼けつくように熱く、殺伐として耐えられないので、犬でさえヴォルガ河に飛び込み、必死に泳いで対岸にたどり着こうとした。動物はこの地獄から逃げ出す。どんなに硬い意志でも、いつまでも我慢していられない。人間だけが耐えるのだ。 神よ、なぜわれらを見捨て給うたのか。
(ドイツ軍将校の手記より)

 スターリングラード赤軍に包囲されたドイツ軍将校とまでは言わないまでも、この時期の私は人生で一番辛い時期でした。

失われてゆく婚活ブログとしての原型

 そして今回の更新も前回に輪をかけて暗い文章です。うーむ、もはや元婚活ブログの原型が影も形もなくなり滅茶苦茶である。もはやここまでくると笑うしかないです(笑)。一応言っておくと不幸自慢なんてする気は全くないんですよ。でも書いたらやっぱりこんな結果になっちゃいました。

 あ、でも次の更新も「まとも」にはほど遠い内容ですが一応暗くはないんですよ。

25歳の誕生日

 そんなわけで実家に戻ってきたのですが、当時の私はひどい状態でした。食欲がないため食事もろくにとれず、夜は悪夢しかありません。食欲・性欲・睡眠欲という生命の3大要求があるそうですが、そのどれもなくなりました。自分の肉体や感情という感覚が希薄だったのですが、こういうのを離人症と呼ぶそうですね。

 今でも印象的なのは25歳の誕生日です。周りの同級生は就職して社会で活躍したり、大学院の研究で成果を上げているなか、私は実家で布団から起き上がることもできずに、ただただ天井を見つめることしかできませんでした。20代という人生最良の時期をこのように過ごすのは本当に辛いものです。

東京に戻ってきて

 その後家でニートしてもしかたないので、また母校の大学院を再受験して再度入学しました。東京の友人たちは私のことを暖かく迎え入れてくれました。ですがまた夏から容態が悪化していきました。

 副交感神経が壊れたせいか真夏の暑さで汗を垂らしている中、ひどい悪寒に襲われ毎日震えてがとまりませんでした。もはや起き上がる気力さえなくなったため、大学院の授業やゼミは全て休み、布団の中で震えながら一夏過ごしました

死ぬ元気

 変な話なんですけど自殺するにも元気が必要なんですよ。だからメンタル系で病んでいる人は布団で倒れて動けない間はなかなか死にません。というより死ぬ元気がないのでなかなか死ねない(笑)

 本当に危ないのは少し回復して外出できるようになった時期です。外からは回復しているように見えるので、周りは安心したりするんですが、むしろこういう中途半端に回復しているときのほうが急に死んだりする場合が多いです。

沈黙の中

 東京の2年目の夏は本当に静かな夏でした。

 夜明けとともに起床し近所の公園で朝日が昇るのを眺めました。その後昼は近所の植物園の木陰の下で読書し、夕方に近所のパン屋で焼きたてのパンを胸に抱いて帰宅しました。ほとんど一夏の間だれとも話さずにすごしました

瞑想のはじまり

 結局大学院を中退〜大学院再入学〜就職の間に、5回病院を変えてさまざまな医師の診察と薬を試しました。しかし一時的に症状が落ち着くことはあっても完治には程遠く、当時は仕事や人間関係の些細な問題でもひどい抑鬱状態に陥りました。

 不眠・吐き気・食欲不振・腹痛から始まり、何も手につかなくなるほどの強烈な不安や、自分にできることは何もないのではないかという自信喪失にたびたび陥り、肉体的・精神的にひどい苦しみに苛まれる生活がもう何年も続いていました。

 そうした病苦の最中、ふと本屋で原始仏教について書かれた本に目を留め、それから瞑想や原始仏教の本を読み漁りそれらを参考に一人で瞑想をやるようになりました。

ソ連の大地の雪の中に

 おまけですが、下の動画で冒頭〜20秒までの間は、確かスターリングラードでのドイツ兵の捕虜を写した動画だと思います。冒頭の「ドイツ軍将校」もこの捕虜の行進と共にソ連の大地の雪の中に消えていったのでしょうか...
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