過去に好きになった人
お会いできてからの問題
これまでの婚活は、そもそも素敵な女性と会えるのかというのが最大の課題でした。その点やえざくらさんも、ゆりさんもどちらも素敵な方です。
ですがいざそうした女性と仮交際まで進めて、何度かデートを重ねられても、そこからまた別の問題があります。
それは『本当に結婚まですすめていいのか』という問題です。彼女を作るのと結婚するのでは重さが全く別物ですからね。
そこで婚活での気持ちの整理を目的に、過去数年で自分が本当に好きになった女性に関して書いてみようと思います。
しかしこういう良い人との出会いというのは、無い時は無くある時はあるのですね。9月は本当にひどかったのですが...。
まずは一人目のさくらさん(仮名)からです。
カルチャセンターでの出会い
私は以前カルチャセンターの上座部仏教の講座に通っていました。講座には日頃会えないようなユニークな方が多く、とても楽しかったです。
さくらさんとはそこでお会いしました。私よりやや年上の30代中盤の女性です。
ちなみに講座には自己修養を目的として参加しました。私は大多数の日本人と同じく宗教的には無宗教で、特定の宗教に対する信仰はないです。
質疑応答から見える人となり
その講座は全5回で、法話・瞑想・質疑応答して終了の流れとなります。この質疑応答の時間は、その人の人となりが見えて特に好きな時間でした。
質疑応答では講座の参加者一人一人が、仏教や瞑想に関する疑問を先生に質問することになっています。
ですが「名色分離智と有身見の関係に関して教えて下さい」のような瞑想に関する専門的な質問よりも、「周りの職場の人間関係がうまくいかないのですが」のような人生相談が圧倒的に多いです。
さくらさん可愛い
質疑応答で特に印象的だったのは、さくらさんが他の参加者の質問を聞く態度でした。
質問者が大変そうな人生相談を先生にする場合もあります。そんな時さくらさんは、腕組みして首を傾げ「うーん、困ったなぁ。どうしよう」という本当に困ったような様子をしていました。
逆に「先生のアドバイスでよくなりました」のような報告がある場合もあります。さくらさんは「うんうん」と頷いて本当に嬉しそうな様子でした。
こうした態度から彼女の他者への気持ちの共感力の高さが伝わり、私まで温かい気持ちになりました。
本当に貴重な資質
「自分の意見を押し通す」「相手を譲歩させる」という押しの強い人が幅をきかせがちな今の社会において、彼女のこうした資質は本当に貴重だと思います。これはもう尊敬に値すると思います。
一緒にいて『何だかホッとする女性』というのは、私の人生において数えるほどしかお会いしたことがありません。彼女はその数少ない一人でした。
そうした意味でさくらさんは、私にとっては決して替えのきかない本当に貴重な女性でした。
残念ながら
講座中は食事会や駅までの途中でお話する機会はありましたが、講座終了後さくらさんとお会いすることはありませんでした。
そしてさくらさんは既婚者でした。
もし彼女が独身だったならば、まちがえなく交際を申し込んでいただろうから本当に残念ですね...。離婚しても彼女なら全然オッケーなのですが。
結局、相手に対して仕事や学歴などの肩書きをとっぱらったときに一人の人間として尊敬できる要素があるかが大切なのではないでしょうか?