不安から承認へ@コミュニケーションセミナー その1
前回受講してきたコミュニケーションセミナーのメモです*1。講座の形式は、中澤講師の座学です。
セミナー全体の位置付け
婚活においてコミュニケーションの目的は、「お互いの人となりを知ること」になります*2。そのコミュニケーションは大きく分けて「話す」と「聞く」という要素からなっています。
自分自身について話すという観点については、「自己魅力発見セミナー」で扱い、相手の話を聞くという観点に関しては「コミュニケーションセミナー」で扱うという位置付けのようです。
ちなみに、この「コミュニケーションセミナー」が一番席が埋まるのが早く、「自己魅力発見セミナー」は開講するかギリギリだそうです。
不安から始まるコミュニケーション
まずコミュニケーション全体の前提として、中澤先生が強調されていたのが、婚活の開始地点は「不安」から始まるということです。
結婚という人生の大きなイベントの一つに向き合うために、婚活中では誰もが不安と緊張でいっぱいになります。
ですから婚活のコミュニケーションにおいては、全体を通して「お互いの人となりを知ること」を目指しながら、個々の会話の中においては「相手の不安を安心に変えること」を目指すことになります。
個々の会話の一つ一つにおいては、「私はあななたを承認しています」ということを相手に示すことができればOKです。
それにより、相手から「この人と話していると居心地がよい」と思われれば大成功です。
承認しない会話の具体例
やってしまいがちなNGな会話の一例です。
NGパターン1 勝手にアドバイス
会話中女性から求められてもいないのに、自分からウンチクやアドバイスをしだすのはNGです。
女性:「シルバーウィークに沖縄にいってきました。」
SE:「沖縄は行くならグアムのほうが絶対いいでしょう。特にダイビングは沖縄とは比べ物になりませんよ。」
女性:「....」
NGパターン2 途中で自分の話にすり替え
相手の話を最後まで聞かずに、自分の話にすりかえるのはNGです。
女性:「シルバーウィークに旅行にいってきました。」
SE:「どこに行ったんですか?」
女性:「沖縄です。」
SE:「あー、私だったら沖縄にいくよりはグアムに行きますね。」
女性:「....」
NGパターン3 相手の話への反応が薄い
相手の話に対してリアクションがないのはNGです。会話というよりは尋問になります。
女性:「シルバーウィークに旅行にいってきました。」
SE:「どこに行ったんですか?」
女性:「沖縄です。」
SE:「何泊したんですか?」
女性:「2泊3日です。」
SE:「だれといったんですか?」
女性:「....」
目指すべき会話の理想形
女性:「シルバーウィークに旅行にいってきました。」
SE:「旅行ですか!どちらにいかれたんですか?」(軽く見つめてうなずく)
女性:「沖縄です、楽しかったですよ。」
SE:「沖縄!楽しかったんですね!」(ニッコリと笑顔)
女性:「2泊3日です。でも帰り台風で大変でした。」
SE:「えっ、それは大変でしたね!」(びっくりして、相手を見つめる)
女性:「でもなんとかギリギリ東京に帰れました。」(女性も笑顔になる)
上の会話に3つポイントがあります。
1つ目は「反復」です。「沖縄・楽しかった・2泊3日」など、相手の会話のキーワード・感情をそのまま「反復」することで、「相手への承認」がグッとでます。
2つ目はリアクションです。会話の要所要所で相手に笑顔を見せたり、見つめたり、うなずいたりします。「ジーっと凝視」はもちろんNGです。
3つ目は女性の感情をこちらから言葉にしてあげることです。「それは大変でしたね。」「それは嬉しいですね。」など、会話の内容から、女性の感情を積極的にくみ取ってあげます。
最後に
要するに女性と会話したときに、「SEさんはなんだか、私を受け入れてくれた気がする」と女性から思われれば成功です。
結局コミュニケーション力とは、「相手への話させ上手」ということが、今回のセミナーでよくわかりました。とくにこの「相手の単語や感情の反復」は単純ながら効果絶大です。
今回のまとめ
コミュニケーションでは、「相手の不安感」を「居心地のよい安心感」に変えるのを目指しましょう。