アラサーエンジニアの元婚活ブログ

草食系ITエンジニアによる、ブライダルネット・パートナーエージェント・IBJの婚活記録です。無事に成婚退会できました!

なぜ婚活女性は高望みするのか

婚活でよく見る光景

 ネットの婚活記事を読んでいたりすると、婚活中の女性が「普通に大卒で、普通に年収600万以上で、普通に身長170以上の、普通の30代男性」が婚活で全然見つかりません、などがたまに見受けられます*1

 そしてそれに対して「それは高望み」と言われ叩かれるのがよくある光景です。

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婚活してわかる高望みの理由

 私も最初は、そんな高望みする女性に腹を立ててました。

 ですが、実際に婚活するとその理由がわかります。とにかく婚活は回転が早いです。私でさえも1月3−8人の女性と新規に会っています。条件のよい方ならそれこそ引く手あまたでしょう。

 そして回転が早いということは、それだけ決める時は即決しないといけません。3ヶ月面談でも言われましたが、デート4−5回でもう結婚前提の真剣交際に移行するか決めないといけません。そうでないと、別の男性に取られてしまうからですね。

 普通のカップルが結婚するまでの平均交際期間は4年程度らしいです。一月3回デートとして、一年で36回、4年で144回になります。

 それに比べると4回というのは、恋愛結婚のデート回数との比率でいうと2.7%(= 4 / 144)しかありません。この誤差のような数値で、結婚という人生最大の決断を下さなくてはなりません。

婚活というシステムがそもそも悪いんですよ...

 その人の人柄や性格は4回では全然わからないでしょう。こうした乏しい情報の中で、結婚相手を選ぼうとしたら、数値でわかる「年収・身長」くらいしか判断する要因がありません。

 結果として、そうした乏しい情報の中で、少しでもよい結婚相手を選ぼうとしたら、その人の性格や人柄などの中身は無視して、いわゆるスペックのみで評価せざるをえない、ということになります。その結果高望みになります。

 ですから別に婚活女性が身の程知らずや世間知らずで高望みしているのではなくて、婚活のシステム上高望みになってしまうのだと思います。

 そのため一部の条件のよい男性にのみ申し込みが殺到し、成婚率が10%程度になってしまうのでしょう。

 自分の会社の周りの既婚者たちは、普通に生きていたら普通に結婚となりました。どうみても婚活よりも少ない労力で結婚に至っています。
 
 婚活して成婚できなかった人が「婚活せずに結婚した既婚者に比べて魅力や努力が足りなかった」のではないと思います。「その魅力や努力を向ける箇所を間違えた」といったほうがより正確だと私は思います。

 となると、問題なのはお嫁さんを探すのに結婚相談所やパーティをつかうことがそもそも有効なアプローチといえるのか?というところに行き着きます。 

*1:そういう普通の男性は0.8%程度らしいですね